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【新機種WX02】マイナーチェンジ過ぎるWiMAX2+の新機種

2015年11月20日、『待望の新機種発売』のはずですが・・・

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11月20日、下り最大220Mbpsを誇るWiMAX2+に新機種が登場します。

NEC製のWX02。4×4MIMO対応のWX01の後継機です。

220Mbps対応のWiMAX2+ルーター端末は、今年1月発売のW01(ファーウェイジャパン)、同年3月に発売のWX01(NECプラットフォームズ)に続く3機種目となります。

本来なら待望ともいえるWiMAX2+の新機種ですが、印象としては『マイナーチェンジ過ぎる』といったところでしょうか。

すでに発売されている、W01やWX01と、どのような部分が変わったのか比較してみましょう。

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ほぼWX01と同じ!唯一変わったのは

まず結論からお伝えしますと、前機種WX01と新機種WX02は比較してもほぼ目新しさは感じません。

■通信速度
W01:最大220Mbps(キャリアアグリゲーション)
WX01:最大220Mbps(4×4 MIMO)
WX02:最大220Mbps(4×4 MIMO)

■対応電波
W01:WiMAX2+、au 4G LTE(手動モード選択後、自動切替)
WX01:WiMAX2+、WiMAX(自動切替)
WX02:WiMAX2+、WiMAX(自動切替)

■サイズ
W01:120×59×10mm
WX01:110×66×9.0mm
WX02:110×66×9.3mm

■質量
W01:約113g
WX01:約97g
WX02:約95g

どうでしょうか。
目新しいところはありましたか。

カラーバリエーションも前機種よりシンプルになり、丸みを帯びたデザインも一見するとわかりにくいですね。

性能が向上したのは、電池の持ちです。

ハイパフォーマンスモードとエコモードに加えて、今回のWX02では『バランスモード』が追加されました。

■最大通信時間
WX01:ハイパフォーマンスモード最大400分、エコモード最大520分
WX02:ハイパフォーマンスモード最大440分、エコモード最大600分、バランスモード最大490分

電池持ちの改善は、モバイルルーターを使うものとして歓迎すべきものですが、ここでもインパクトの薄さは否めません。

WX02の契約はアリかナシか

今すぐWiMAX2+のルーターが必要な方なら、現時点での最新機種という意味で、アリの場合もあるかもしれません。

しかし、補助的な役割を果たすWiMAXは、現在最大40Mbpsから13.3Mbpsに減速化され、WiMAX2+が受信できない場所での利用にはエリア的にも速度的にもW01(ファーウェイジャパン)の方がアドバンテージがありそうです。

また、同じNECのWX01と比べても、デザインと電池持ちの部分だけなら、カラーバリエーション豊富なW01から好きな色で選んでも差し支えない気もします。
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ユーザーが望む次のWiMAX2+端末は

今回のWX02は、個人的には待ち望んでいた端末にはほど遠いものでした。

今、ユーザーとして本当に待ち望んでいるのは、『キャリアアグリゲーション&4×4 MIMO』の技術を搭載した端末ではないでしょうか。
WiMAX2+の速度を110Mbpsから220Mbpsに向上させた両技術が搭載された、更なる高速通信モバイルルーターです。

以前、2017年にはモバイルルーターで1Gbpsの速度を目指すと発表していたUQさんです。

年末から来年春くらいにかけて、上記の両技術搭載の高速通信を実現させたルーターが発売されるのではないかと、密かに予測しています。

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