【今更きけない通信用語】Mbps(メガビーピーエス)って何?
『LTE-advancedで最大225Mbpsで光なみの速さ!』
『キャリアアグリゲーションで150Mbpsの高速通信!』
『WiMAX2+なら最大110Mbpsで使い放題!』
『LTEは最大75Mbpsで快適通信!』
携帯やインターネット回線会社などが、こぞってアピールする
『最大○○Mbps』
と言う表記。
この単位は、一体どういう意味なのか。
友人や家族にきかれたとき、的確にこたえる事ができるだろうか。
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Mbpsは通信の速度を表す単位
速さを表す単位として、1番一般的なのが『時速○○km』
これは、ご存じの通り一時間でどのくらいの距離を移動できるかの単位だ。
自動車や、野球で投手が投げた球のスピードなどに用いられる。
『Mbps(メガビーピーエス)』とは、通信の速度を表す単位だ。
Mbps = megabits per secondの略で、簡単に言うと1秒当たりにどれだけのデータ通信ができるのかということ。
Megabitがデータ量の単位であり、per secondが毎秒と言う意味になる。
Megabitはどれくらいのデータ量?
ここで使われるbit(ビット)は、1byte(バイト)の8分の1にあたる単位。
どちらも頭文字は『b』だが、よくパソコンやスマホの容量を表す時につかわれているのは、byte(バイト)の方だ。
画像や動画のデータ量でつかわれるのもbyteの方。
つまり80Mbpsと言う通信速度は
× 80Mbps=1秒間に80MBのデータ量を通信できる
○ 80Mbps=1秒間に10MBのデータ量を通信できる
となる。
1Mbps=1秒間に1MBのデータ量を通信できると勘違いしやすい。
『最大○○Mbps』は絶対にでない?
実は、各社が表記する『最大○○Mbps』の○○の部分。
この数値の速度は絶対にでることはない。
よく、『LTE最大75Mbpsとかいって12Mbpsしかでないよー』とか『最大110Mbpsとかいって、そんな速度がでたの見たことないんだけど』と言う声をきくのだが、この最大○○Mbpsというのは理論値と言われるもので、私たちが使っている中で絶対にでない数値なのである。
1つの基地局にたいして、1つの端末で、建物などの遮蔽物もなく、他の電波との干渉も一切ない等々。
ありとあらゆる条件が満たされて初めて出せる速度のことだ。
1つの基地局の電波をわけあっている時点で、理論値はでることはない。
基地局との間にビルや壁や窓がある時点で、理論値はでることはない。
その場所に、他の電波も飛んでいる時点で、理論値がでることはない。
また、環境によっては、最大200Mbpsの回線よりも最大50Mbpsの回線の方が、実測が速いなんてことも珍しくはない。
確かに、理論値が高い方が最高速度がでる『可能性』は高いが、絶対ではないことをきちんと理解しておこう。
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