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【期待高まる】LINEの格安SIMサービス「LINE MOBILE」

LINEがMVNOで格安SIMサービスに参入を発表

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2016年3月24日にLINEから大きな発表がありました。
もうすでにご存じの方も多いと思いますが、MVNO(仮想通信事業者)として、格安SIMサービスに参入するというものです。

そのほかにもLINEからの発表はありましたが、この話題が一番衝撃的だったのではないでしょうか。

サービス名は「LINE MOBILE」。
サービス提供開始は2016年夏からで、回線はドコモの回線を利用するそうです。
サービス開始の発表は行われたものの、まだ大まかな情報しか出ていません。

しかしながら、その少ない情報の中にも、期待できる点はいくつかあります。
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LINE MOBILEの基本料金は月額500円から

「スマホの基本料金が500円~」と聞くと、安いと感じる方もまだまだ多いでしょう。
しかし、これは格安スマホとしては、「驚愕」するほどのことではありません。

ドコモやau、ソフトバンクといった国内の大手キャリアでは通話+データ通信が当たり前のプランになっていますが、格安SIMでは「データ専用」というプランも存在します。
今回のLINEの発表では、「月額500円から」という言葉に注目が集まっていますが、そのプランが音声通話付なのかデータ専用なのかは言及されていません。

おそらく今回発表のあったLINE MOBILEの月額500円は、データ専用プランではないかと考えられます。
データ専用プランとなってくると、現在も数百円で利用できる格安SIMサービスは多数存在します。

例をあげれば

  • DMM mobile:440円(低速通信使い放題)
  • DMM mobile:590円(1GBプラン)
  • 楽天モバイル:525円(低速通信使い放題)
  • DTI:600円(1GBプラン)
  • mineo:700円(500MBプラン)
  • U-mobile:790円(1GBプラン)

などです。(2016年3月現在)

LINE MOBILEの料金プランが音声通話付なら驚愕です。
ただ、データ通信専用プランだったとしても、1GB程度の高速通信がついて500円であれば、業界で最安値クラスとなりそうです。

LINE MOBILEではいくつかのサービスがパケット「ノーカウント」扱いに

LINE MOBILEのもう一つの目玉は、通信量のカウントに含まれないサービスがあるという点です。
対象のサービスは、通信が発生しても「月間○○GB」のデータ通信にカウントされないのです。
つまり使い放題。

現在発表されている対象のサービスは下記のサービス

  • LINEの主要サービス
  • ツイッター
  • フェイスブック

LINEの主要サービスとは、具体的には「トーク」「無料通話」「タイムライン」「LINE MUSIC」など。
「LINE LIVE」やLINEのゲームについては言及がされていないので、対象外となる見込みです。

しかし上記だけでも、ユーザーメリットは非常に大きなものになると考えられます。

まずLINEのトークについては、チャットはもちろんスタンプや画像、動画のやり取りまでもが対象のため、写真や動画のやり取りが更に気軽にできることになります。
若年層だけでなく、離れた家族に動画を見せたいときにも安心してたくさん送れますね。

そして、無料通話。従来の無料通話は「無料=通話料金がかからない」ということで、インターネット回線を使うIP電話なのでデータ通信量はカウントされていました。
そのため、無料通話だからと言ってたくさん通話をすれば、それだけ通信制限に近づいていくもです。
しかし、LINE MOBILEは通信量もノーカウント。
完全に無料なのです。
IP電話なので、音質については多少の不安がありますが、そこさえ目をつぶれば十分に活用できるコミュニケーションツールです。

そして、LINE MUSIC。音楽データがデータ通信にカウントされないのは、音楽好きにはたまらないのではないでしょうか。

ツイッターやフェイスブックにおいても、SNSでは写真や動画のやり取りが盛んになっているので、やはりここもデータ通信ノーカウントの恩恵は大きいです。

人によっては、LINE MOBILEなら今のプランより1段階安いプランでも使えるかもしれないという期待が高まります。

LINE MOBILEではLINEの年齢認証も可能に

現在の格安SIMサービスでは、LINEの年齢認証ができないという問題点があります。
(一部認証させる方法もあるようですが、手間がかかります)
人にもよりますが、それにより、ID検索など一部のサービスが利用できない状況を不便に感じている格安SIMユーザーもいるようです。
LINE MOBILEでは格安SIMでありながら年齢認証ができるようになり、LINEのサービスをフルで使えるようになるそうです。

LINE MOBILEの参入で更に格安SIMが盛り上がる?!

昨年あたりから、格安SIMサービスは認知度が増し、ユーザーもどんどん増えています。
しかしながら、通信会社としてはあまり知られていない会社などもあり、「よくわからないから」という理由で現在も高い通信費を払い続けている人も少なくありません。

スマホユーザーにとって、非常に親しみのある「LINE」がMVNO事業に乗り出すことで、今後格安SIMサービスにますますの追い風が吹くことが予想されます。

今後は、格安SIM会社の間でも更なるサービス合戦が繰り広げられることになれば、通信費はどんどん安くなるかもしれませんね。

期待です。

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