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【本当にこうなった】固定光回線にも速度制限!OCNが実施を決定

自宅の固定光回線、OCNが速度制限開始へ

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目を疑うニュースでした。
インターネット回線の速度制限は、電波を使うモバイル回線の専売特許だと思っていました。

しかし、ついにその波は固定回線にまでおよんだのですね。
自宅のWi-Fiにも、速度制限がかかる時代がやってきたのです。

大手プロバイダーのOCNが、6月から固定光回線においても速度制限を実施すると発表しました。

モバイル回線のような
『○○GB使ったら、○○kbpsになります』
と言った明確な制限ではないようですが、その分ユーザーからは条件が見えにくく不透明です。
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どのような速度制限になるのか

OCNの発表によると、速度の制限については下記のようになるそうです。

・OCNが管理する通信設備ごとに実施する
・同じ設備で混雑が発生した場合に、通信量が多い回線から順に、通信速度を他の回線と同水準まで制御する
・対象は個人も法人も

なんとなくわかるような、わからないような。

下記のように解釈してます。

例)
設備Aにはヘビーユーザーが4人いて混雑する。
隣の設備Bにはヘビーユーザー1人で混雑はしない。

その場合
設備Aのヘビーユーザーのうちの誰かもしくは全員は速度制限の対象になる。
設備Bのヘビーユーザーは、速度制限を受けない。
となりますね。

設備間格差みたいなことが起きそうですね。

ヘビーユーザー以外には影響はないのか

今回の速度制限が『通信量が多い順』にかかることから、自分には関係ないと考えている人もいるかもしれませんね。

しかし、自分が使っている設備かどれだけのデータ量に耐えられて、自分が設備の中で何番目にデータ量を使っているかを測る術はありません。

ヘビーユーザーの自覚がない人も、動画の閲覧や配信などで、意図せずに設備内の混雑の原因になってしまう。そんな可能性もあるわけです。

プロバイダー見直しの機会?他の光回線は大丈夫なの?

OCNが固定光回線の速度制限を発表したことで、他のプロバイダーへの影響はあるのでしょうか。

OCNは、国内のプロバイダーとしてシェアNo.1です。
おそらく、ユーザーが使う総データ量も一番多いと考えられます。
つまり、今回の速度制限は国内No.1シェアだからこそ実施にふみきったとも考えられます。

『固定回線にまで速度制限をかけられたらたまらん!』
これを機会にさっそくプロバイダー変更や、回線変更を検討している方もいそうですが、一旦様子をみたほうがいいと思います。

他のプロバイダーや回線もどれだけ設備に余裕があるのかは未知数です。
もしかしたら、Yahoo!やBIGLOBEやSo-netなど、OCNに続く会社もギリギリかもしれません。

今回のOCNの発表をうけて、続く会社があらわれないとも言い切れません。
それに、OCNからヘビーユーザーの方が他のプロバイダーに移行していったら、いずれ他の会社も制限をせざるを得ない状況になっていくかもしれませんね。
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