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【格安SIM初】NifMo通話定額プランを発表!しかし課題も

格安SIMで初の通話定額プラン

ついに格安SIMも通話定額の時代になりました。

NifMoがMVNO初となる通話定額(電話かけ放題)のプランを発表しました。

国内への通話なら1,300円で、いつどれだけかけても通話料無料です。

国内3大キャリアでは、2,700円で通話定額を提供しているため、その料金設定はさすが格安SIMと言う印象です。

しかし、NifMoの通話定額は3大キャリアと全く同じ条件とは言えません。
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NifMoの通話定額は専用アプリでIP電話回線を使用

NifMoと国内3大キャリアの通話定額プランで大きく違うのは、料金だけではありません。

回線環境も違います。

3大キャリアが電話回線での通話定額に対して、NifMoはIP電話回線による通話定額です。

IP電話は、インターネット回線を使うためパケット通信が発生します。

通信制限などがかかれば、通話品質は大きく落ちることが予想されます。
OCNが提供する050plusでは、OCNモバイルONEでの通話はパケットフリーとなっていますが、NifMoからは同様の発表は今のところ無いようです。

通話環境については、3大キャリアの方が有利と言えるでしょう。
通話品質の安定性は、インターネット回線を利用するIP電話よりも、電話回線の方が期待できるのではないでしょうか。

また、発信は自分の利用している090や080番号での発信になるようですが、着信側には通知不可などの表示が出てしまうとのこと。

110や119の緊急通報、フリーダイヤルへの発信ができないと言う点でもIP電話は少しだけ不便さを感じます。

LINEやSkype、050plusとはどう違う?

インターネット回線を使った通話サービスは、NifMoが初めてなわけではありません。

LINEやSkype、050 plusといったサービスも、インターネット回線を利用して通話をすることは可能です。

これらのサービスよりもNifMoでんわが優れている点は『相手を選ばない』と言うところでしょう。

同じアプリ同士なら通話が無料になるサービスは、先ほどあげたもの以外にもいくつかあります。

しかし、NifMoでんわは、相手を選びません。
相手が固定電話でも、携帯電話でも電話かけ放題です。

その他のMVNOにも注目

通話品質や、着信側への番号表示など課題はまだまだあるものの

『格安スマホは通話をガンガン使う人には高くつく』

『通話するなら格安スマホはむいていないかも』

そんなイメージを切り崩しにかかった、今回のNifMoでんわ。

今後、追随するMVNOも出てくるかもしれません。

個人的には、業界最安値をうたうDMM mobile、IP電話アプリを提供しているOCNやU-mobile、楽天モバイルといったところが、今後どのような手を打つのか気になります。

通話が弱点と言われた格安スマホ界で、NifMoは新たな波をおこせるのでしょうか。
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