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【対応エリア、対応時期に注意】最大220Mbps対応の『W01』と『WX01』の違い

先日、発表されたWiMAX2+対応の新端末『W01』と『WX01』。
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どちらも、最大220Mbpsの高速通信に対応しているが、その仕様や220Mbps対応時期には違いがある。

最大220Mbps対応2機種の比較し、端末選びのポイントをあらいだしてみよう。

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『W01』『WX01』比較①発売日

まず、それぞれの端末の発売日だが、

W01:2015年1月30日発売予定
WX01:2015年3月上旬発売予定

最大220Mbps対応のWiMAX2+モバイルルーターは、ファーウェイ製のW01が先行して発売になる。
すでに1月16日よりW01は先行予約を開始している。

『W01』『WX01』比較②最大220Mbpsエリア、通信技術

W01とWX01は、どちらも下り最大220MbpsのWiMAX2+対応となる。
しかし、最大220Mbpsを実現するための通信方法が異なり、それに伴って220Mbps対応エリアや対応時期もかわってくるのだ。

最大220Mbpsを実現するためにそれぞれの端末で採用されている通信技術は

W01:キャリアアグリゲーション
WX01:4×4MIMO(フォーバイフォーマイオ)

となっている。

それぞれの採用技術の特徴としては、下記の通りとなる。

キャリアアグリゲーション:W01採用技術
・WiMAX2+用の帯域幅20MHzの電波(最大110Mbos)を2本束ねて最大220Mbps通信を実現。
・使用する帯域幅は20MHz×2で40MHz。
基地局側をキャリアアグリゲーション対応に切り替える必要があるため、最大220Mbpsに対応するエリアは順次拡大していく。
・全国での対応は約1年ほどかかる。

4×4MIMO(フォーバイフォーマイオ):WX01採用技術
・従来のWiMAX2+用の帯域幅20MHzで最大220Mbps通信を実現。
基地局と端末の両方に4本のアンテナを実装し通信を行う。
・現在あるWiMAX2+の基地局はほとんどが既に対応済みとなっている。
・対応端末があれば、すぐに全国で220Mbps通信が実現する。

つまり、最大220Mbps通信を利用できるのは、W01は発売後順次エリアが拡大、WX01は発売後全国で利用可能という事だ。
サービス開始当初は、WX01の方が最大220Mbps対応エリアでは優位といえるだろう。
しかし将来的には、物理的な基地局の関係で、キャリアアグリゲーション対応の方が若干エリアが広がるとされている。

『W01』『WX01』比較③WiMAX2+以外の対応電波

W01とWX01は、それぞれWiMAX2+以外に使える電波が異なる。
WiMAX2+が利用できない場所での、補填的な利用が可能だ。

W01au 4G LTE
WX01WiMAX

W01に採用されているのは、従来のHWD14やHWD15でも採用されていたau 4G LTE
すでに全国の約99%がカバーされており、そのエリアの広さや建物内でのつながりやすさなどはauスマホでも実証済みだ。
通信ができない場所があっては困るという人には、非常に心強い。
ただし、au 4G LTEを使った際は、その月の月額料金に1,005円が加算される。

WX01は、WiMAX2+以外にはWiMAXに対応してる。こちらは利用しても月額料金が加算されることはないが、au 4G LTEと比べるとエリア的にはやはり狭い。また、今まで最大40Mbpsだった通信速度も順次13.3Mbpsに減速される。
WiMAX2+エリアが、ほぼWiMAXエリアと同等まで広がった今、それほどの恩恵はないかもしれない。

『W01』『WX01』比較④端末性能

端末そのものの仕様は下記のとおりとなる。

W01端末仕様
端末サイズ:約W120 x H59 x D10mm
端末質量:約113g
バッテリー駆動時間:最大約8時間(WiMAX2+利用時)、最大約7時間20分(LTE利用時)
クレードル対応:対応(別売)

WX01端末仕様
端末サイズ:約W109×H66×D9mm
端末質量:約97g
バッテリー駆動時間:WiMAX 2+(220Mbps):約6.5時間 / WiMAX 2+(110Mbps):約8.5時間 / WiMAX:約11時間
クレードル対応:対応(別売)

『W01』『WX01』比較まとめ

今までの比較点をまとめてみると、

W01
・発売が早い
・最大220Mbpsの対応エリアは順次拡大
au 4G LTE対応でいざという時のエリア優位性がある
・220Mbps通信でのバッテリー駆動時間がWX01より長い

WX01
・発売と同時に最大220Mbpsエリア全国対応
WiMAXしかつながらない場所での速度低下幅が大きい
・220Mbps通信でのバッテリー駆動時間がW01より短い


同じ最大220Mbps対応でも、それぞれの端末の特徴を理解した上で、自分にあったものを選ぶのがいいだろう。

220Mbps対応を契約するなら春が一番得できる

W01とWX01はいずれも春商戦といわれる新生活需要をねらったタイミングでの発売となる。
家電量販店などでもWiMAXセットで商品割引などのキャンペーンも実施されており、ネットからの申し込みの場合は更に信じられないような好待遇で契約することができる。

割引やキャッシュバックのキャンペーンは1年中『期間限定』とうたわれて実施されているが、実際に条件が一番いいのは毎年2月くらいから4月くらいにかけてになる。
@niftyWiMAXも、先日までのキャッシュバックは15,000円だったが、ここにきて大幅にキャッシュバック金額を増額している

例)@niftyWiMAX


今回のWiMAX2+を契約するのであれば、タイミングとしては2機種が出揃ってから上記の様な春のキャンペーンが終わるまでのピンポイントの期間が一番満足できる契約ができる時なのかもしれない。

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