【最大○○Mbpsって何?】今さらでもわかる通信速度の話
店頭やウェブ上で当たり前のように案内される最大通信速度
「こちらの機種は最大375Mbpsに対応しています!」
「最大1Gbpsですので、家のインターネットが早くなりますよ!」
家電量販店などの店頭で、上記のようなフレーズを耳にしたことはないでしょうか。
Mbps(メガビーピーエス)やGbps(ギガビーピーエス)は、通信の速度を表すものですが、普段から意識していなかったら、いまいちピンと来ないフレーズです。
数字が大きい方が、なんとなくいいんだろうなぁと言うくらいではないでしょうか。
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最大速度は実際の通信速度ではない!理論値と実効速度
まず、大前提として覚えておいていただきたいのが、
「最大速度=実際の速度ではない」
「最大速度は100%出ない」
と言うことです。
最大速度とは、理論値と言われ、すべての条件が完璧に満たされた場合にその速度で通信ができると言うものです。
全ての条件には、通信環境と端末の性能などが含まれます。
実際には、すべての条件が完璧に満たされる環境と言うことはありません。
なぜなら、電波のつかみがわるかったり、同じ基地局を使って複数の人が同時に通信することで、完璧な条件ではなくなるからです。
完璧ではない条件下で実際にでる通信速度が、実測値や実効速度と呼ばれるものです。
道路や車に例えると分かりやすい
通信速度のことは、道路や車に例えるとよりイメージがしやすくなります。
例えば、できたばかりの3車線の道路があり、そこをメンテナンスも完璧な最高時速200kmでる車を1台走らせるとします。
その結果、車は道路をMAXの時速200kmで走ることができました。
これが、理論値最大200kmとなります。
しかし、この道路をたくさんのユーザーに解放するとどうなるか。
なんとなく想像がつきますよね。
すべての車が時速200kmで走ることはできなくなります。渋滞が起こることもあるでしょう。
この時の車のスピードが、実測値や実効速度です。
通信会社は実測値発表を始めている
ユーザーにとって分かりやすく判断がしやすくなるように、現在では通信会社各社が実効速度を測定し公表するながれになってきました。
通信速度が気になる場合は、是非参考にされることをおすすめします。
ドコモの実行速度
実効速度計測結果 | エリア | NTTドコモ
auの実行速度
実効速度について | エリア | au
ソフトバンクの実行速度
「総務省実効速度調査」測定方法/測定結果 | ソフトバンクのネットワークサービス | 通信・エリア | モバイル | ソフトバンク
通信速度のまとめ
・最大○○Mbpsは理論値
・理論値と実測値は解離がある
・理論値は100%その速度はでない
・実測値は各通信会社が計測し公表している
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