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【人気のCM】auが『家族ひとりひとり』を連呼する理由

連呼する『家族ひとりひとり』

今年話題のCMのひとつに、KDDIauのCMがあります。

新しい英雄=新しいau
をテーマに、桃太郎・金太郎・浦島太郎のかけあいが楽しいあのCMです。

シリーズの中でも、個人的に印象が強いのが金太郎が『家族、ひとりひとり』と泣きながらつぶやく、「子だくさんのキジ篇」です。
TVCM auスマートバリュー「子だくさんのキジ」篇 - YouTube

桃太郎がキジを家来にしている理由が、子だくさんのキジに対して家族ひとりひとりにキビダンゴをあげるためと言う、ちょっと感動的なエピソードと、その話に感動して泣いてしまう金太郎が印象的です。

あの独特の「家族、ひとり、ひとり」の言い方は意味もなくちょっと真似したくなったりします。

あのセリフにはただ単に印象的にするだけでなく、あのキャリアを意識したことは間違いないでしょう。
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ドコモは『家族ひとりひとり』じゃない

auがあのCMを制作した意図は、自社が展開するスマートバリューと、この春から始まったドコモ光パックを差別化するところにあったと思います。

ドコモが満を持して開始した光回線とのセット割「ドコモ光パック」は、最大3,200円引きとうたっていますが、家族全員で3,200円引きです。
ドコモの割引は「家族ひとりひとり」ではないんですね。

だからauは『家族ひとりひとり』を連呼する

携帯キャリアは、いかに自社がお得に『見えるか』と言う宣伝方法を考えます。

ドコモのように「家族全員で!」をあえて強調せずに、「3,200円引き!」を大きく打ち出すのもそうです。

それに対してのauの対抗策が「家族ひとりひとり」なんですね。
家族ひとりひとりが1410円ずつ割り引かれるのであれば、3人以上の家族は割引額がドコモを超えます。

auにとっては、3人以上の家族ならドコモより割引額が大きくなる優位性を強調するために連呼しているんですね。
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